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Text File
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1995-02-07
|
12KB
|
320 lines
------------------------------------------------------------------------
TNC-22用ライン会議ホストプログラム
TalkSys
Version 0.39
USER 用ドキュメントファイル
(7K1DCL)
------------------------------------------------------------------------
このドキュメントは、TalkSysのユーザとしての使い方について説明し
た文書です。TalkSysのインストール法など、SYSOP用の情報につい
ては、talksys.doc を参照してください。
●TalkSysについて
TalkSysは、主に部屋に分かれたTalkのシステムと、従来のRBB
Sのようなメール交換のためのPMBシステムに分かれています。
●TalkSys のコマンド
TalkSys のコマンドは、トップメニューのコマンドと、部屋の中でのコマンド
に分けられます.
○トップメニューコマンド
トップメニューから入力するコマンドには、以下のようなものがあります.
1.Talkシステム関連のコマンド
まず、Talkシステムに関連するコマンドは以下の通りです.
(1) E コマンド
指定した番号の部屋に入室します.
もしその部屋が未だ存在していなかったときは、新たにその部屋を作成するこ
とになります.その場合、部屋の作成者はその部屋のリーダー (Leader) となり
ます.
また、入ろうとした部屋に鍵が掛かっていたときは、その部屋に対してノック
することができます.ノックすると、その部屋にノックがあった旨が記録されま
す.その部屋のメンバーが、/a コマンドでその人をメンバーとして受け入れれ
ば、中に入ることができます.
(2) L コマンド
部屋のリストを表示します.
実際には、設定ファイル内の room_list_file で指定したファイルが送信され
るだけです.システムが自動的に存在している部屋を調べて表示するわけではあ
りません.
(3) S コマンド
既に入室している部屋すべてを巡回します.
ただし、部屋の中の入力モードから抜けるとき、/e コマンドを使った部屋は
回りません.つまり、以前に入室したことのある部屋であっても、その部屋のロ
ーカル特権レベル(後述)が 0 (Exited) の部屋は、巡回から除外されます.
なお、途中で巡回を止めたいときは、/q コマンドを使用してください.
(4) M コマンド
以前に入室したことのある部屋の一覧と、その部屋での自分のローカル特権レ
ベルを表示します.
(5) N コマンド
既に入室している部屋すべてを巡回し、未読分を表示します.各部屋に入室後、
/rn コマンドを使用するのと等価です.
未読分を表示する機能がついている以外は、S コマンドと同じです.
(6) NO # コマンド
既に入室している部屋すべてを巡回し、未読分とその前指定行数(# に指定す
る)を表示します.各部屋に入室後、/rno コマンドを使用するのと等価です.
未読分より前の数行を表示する機能がついている以外は、N コマンドと同じで
す.
2.PMBシステムのコマンド
次に、PMBのシステムに関連するコマンドを以下に示します.
(1) F # コマンド
PMBに書き込まれたメールの一覧を表示します.# には、表示するメールの
最大数を指定します.# は省略でき、 その時には設定ファイルの f_line_dflt
で指定された数が指定されたものと見做されます.
なお、自分宛/発でなく、ALL宛でもないメールは、グローバル特権レベル
が Subsys 以上でなければ、表示されません.
(2) FM コマンド
PMBに書き込まれたメール自分宛メールのうち、未読分のものの一覧を表示
します.
(3) FN コマンド
前回ログイン以降にPMBに書き込まれたメールの一覧を表示します.
(4) R # コマンド
# に指定された番号の自分宛/発またはALL宛のメールの内容を表示します.
# は複数指定できます(最大20個まで).
(5) RM コマンド
PMBに書き込まれた自分宛メールのうち、未読分の内容を表示します.
未読分のメールが複数通あるときは、その全てを表示します.
(6) K # コマンド
# に指定された番号の自分宛/発メールを削除します.# は複数指定できます
(最大20個まで).
グローバル特権レベルが SUBSYS 以上の人は、他人から他人宛に出されたメー
ルも削除できます.
(7) KM コマンド
PMBに書き込まれた自分宛のメールのうち、既に読んだものをすべて削除し
ます.
(8) W call コマンド
call に指定したコールサイン宛にメールを書きます.call は複数指定できま
す(最大20個まで).
call を省略するか、ALL を指定すると誰でもが読みだせるメールになります.
Subject: と表示されたら、79文字以内でメールのタイトルを入力します.
Message: と表示されたら、メールの本文を入力します. 入力が終わったら、
/ex と入力します.
(9) WC filename call コマンド
call に指定したコールサイン宛にメールを書きます.その内容は、 filename
で指定されたファイルのコピーになります. call は複数指定できます(最大1
9個まで).
call を省略するか、ALL を指定すると誰でもが読みだせるメールになります.
Subject: と表示されたら、79文字以内でメールのタイトルを入力します.
このコマンドは、グローバル特権レベルが Subsys 以上の人にしか使えません.
3.その他のコマンド
(1) B コマンド
システムからログアウトします.
(2) P コマンド
自分のグローバル特権レベル(後述)を表示します.
(3) H コマンド
ヘルプメッセージを表示します.
設定ファイル内の help_file で指定したファイルが送信されます.
(4) ? コマンド
ショートヘルプを表示します.
設定ファイル内の short_help_file で指定したファイルが送信されます.
○特権レベルと保護レベルについて
このシステムでは、限られた人達だけで利用することもできるように、部屋に
鍵をかけることができるようになっています.これを実現するため、特権レベル
と保護レベルという概念を導入しています.
特権レベル及び保護レベルは、-1(Knock),0(Exited), 1(Member), 2(Leader),
3(Subsys), 4(Sysop) のいずれかの値をとります.
特権レベルは、各ユーザがそれぞれ固有の値をもっています.特権レベルには、
グローバル特権レベルとローカル特権レベルがあります.グローバル特権レベル
は、ユーザ1人につき1つしかありません(通常 0).ローカル特権レベルは、
ユーザーそれぞれが、TalkSys の部屋1つにつき1つずつ持っています(入室前
の状態では 0).ユーザの最終的な特権レベルは、グローバル特権レベルと、当
該部屋における自分のローカル特権レベルのうち、どちらか大きい方になります.
保護レベルは、各部屋が1つずつ持っています.鍵の掛かっていない部屋は 0
の保護レベルを、鍵の掛かっている部屋は通常 1 の保護レベルを持ちます.
ユーザが部屋に入室しようとするとき、ユーザの特権レベルと、部屋の保護レ
ベルが比較されます.特権レベルが保護レベル以上であれば、その部屋に入るこ
とができます.特権レベルが保護レベル未満であれば、その部屋に入ることはで
きません(ノックすることのみが許されます).部屋に入ると、ユーザのローカ
ル特権レベルは 1 に上昇します.
また、部屋の中でのコマンドでは、一定の特権レベルを持っていないと実行で
きないものがあります.この場合にも、ユーザの特権レベルがチェックされます.
部屋から出るとき、/l コマンドではローカル特権レベルは保存されます. 一
方、/e コマンドではローカル特権レベルは 0 になります.
○部屋の中でのコマンド
部屋に入ると、原則として、入力された文字列は発言と見做され、内部のバッ
ファに取り込まれます./l または /e コマンドで退室する際、 バッファの内容
がファイルに書き出されます.
ただし、各コマンドを実行したとき、システムがファイルに記録するメッセー
ジがありますが、これはバッファには取り込まれず、コマンドの発行と同時に直
接ファイルに書き込まれます.
入力された文字列の先頭が / で始まっているものは、 コマンドと解釈されま
す./ から始まっている文字列は、コマンドとして正しいものはもちろん、正し
くないものであっても、発言としてバッファに取り込まれることはありません.
ここでのコマンドには、以下のようなものがあります.
(1)/l
部屋から抜けます.通常は部屋の入力モードから抜けるにはこのコマン
ドを使います.ユーザのローカル特権レベルは保存されます.
(2)/
/l と同じ
(3)/q
N, NO, S コマンドで部屋を巡回しているときは、 このコマンドで巡回
を中止しトップメニューへ戻ります.
巡回していないとき(E コマンドで入室したとき)は、/l コマンドと
同じになります.
(4)/e
部屋から抜けます.ユーザのローカル特権レベルは 0 に戻ります.
2 以上のローカル特権レベルを持つユーザは、このコマンドは使えませ
ん.使いたいときは、SYSOPなどに頼んで /a コマンドで一般ユー
ザまで降格してもらう必要があります.
(5)/h
ヘルプを表示します.設定ファイルの talk_help_file で指定したファ
イルが送信されます.
(6)/w
その部屋のローカル特権レベルが 1 以上のメンバーのコールサインと
ローカル特権レベルを表示します.
(7)/r #
# 行分前からの発言を表示します.
# は省略することができ、その場合は設定ファイルの n_line_dflt で
指定された行数が指定されたものと見做されます.
(7')/r #1,#2
#1 行目から #2 行目までの発言を表示します.
(8)/rn
前回この部屋を出てから書き込まれた未読分の発言を読みます.
(9)/ro #
前回この部屋を出るまでに書き込まれた既読分の発言を # 行分読みま
す.
# は省略することができ、その場合は設定ファイルの n_line_dflt で
指定された行数が指定されたものと見做されます.
(10)/rno #
前回この部屋を出てから書き込まれた未読分の発言と、その前 # 行分
を読みます.
# は省略することができ、その場合は設定ファイルの n_line_dflt で
指定された行数が指定されたものと見做されます.
(11)/d
自分が今回入室してからした発言を全て取り消します.つまり、発言バ
ッファをクリアします.
(12)/dl
自分が今回入室してからした発言を1行分だけ取り消します.ただし、
バッファに入っていない過去の発言は取り消せません.
(13)/t
ファイルに時刻を記録します.
(14)/k
部屋に鍵を掛けます.すなわち、部屋の保護レベルを 1 に上げます.
このコマンドは 2 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
(15)/u
部屋の鍵を開けます.すなわち、部屋の保護レベルを 0 に下げます.
このコマンドは 2 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
(16)/x name
部屋の名前を name に変えます.
このコマンドは 2 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
(17)/a call
call のコールサインを持つ人のローカル特権レベルを 1 にします.ノ
ック中の人に対してしか使えません.
このコマンドは 2 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
また、このコマンドを発行する人の特権レベルが、対象とする人の現在
のローカル特権レベル以下であったときは、このコマンドは無視されま
す.
(18)/p call
call のコールサインを持つ人のローカル特権レベルを 2 にします.部
屋のメンバーに対してしか使えません.
このコマンドは 2 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
また、このコマンドを発行する人の特権レベルが、対象とする人の現在
のローカル特権レベル以下であったときは、このコマンドは無視されま
す.
(19)/s call
call のコールサインを持つ人のローカル特権レベルを 3 にします.部
屋のメンバーに対してしか使えません.
このコマンドは 4 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
また、このコマンドはコンソールからログインしているユーザからしか
使えません.
(20)/n call
call のコールサインを持つ人のローカル特権レベルを 0 にします.
このコマンドは 3 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
また、このコマンドを発行する人の特権レベルが、対象とする人の現在
のローカル特権レベル以下であったときは、このコマンドは無視されま
す.
(21)/c #
# 行前の発言を削除します./d コマンドと違い、 過去の発言を削除す
るコマンドです.現在発言バッファに入っている発言はこのコマンドで
は削除できません.また、# に指定する行数には、発言バッファの中の
内容は含みません.
このコマンドは 3 以上の特権レベルを持つユーザにしか使えません.
(22)/i
現在の発言バッファの内容を表示します.
(23)/b
空行をあけます.
ただ単にリターンのみを入力した場合、誤動作を避けるためそれは無視
されるので、空行をあけたい時はこのコマンドを使います.